応用言語学(コーパス言語学)研究室
Applied Linguistics Research Laboratory
教室の特徴をデータで読み解く―授業コーパス研究と英語教育
本研究室では、外国語授業で交わされる教師と学習者の発話に、話者?言語?活動?インタラクションを識別するためのタグを付与し、教室内で生起する発話を可視化?データ化した「授業コーパス」を構築します。授業コーパスの分析を通して、教室における授業活動の特徴を明らかにするとともに、どのようなインタラクションや活動が、学習者のどのような理解につながるのかを探究します。さらに、学習者の発話分析とアンケート等の結果を組み合わせることにより、学習者の理解度と授業との関係性を検討します。また、授業コーパスの構築を支援するツールや、CEFR-Jに基づく語彙分析ツールの開発?改良にも取り組んでいます。教師の発話、学習者の参加、語彙レベル、言語選択、授業活動などを量的?質的に分析し、より効果的な英語教育の実現と、教師による授業改善および自己省察への活用を目指します。
工学部 物質化学課程 環境?物質工学コース
| 理工学研究科 修士課程材料工学専攻
| 理工学研究科 博士課程地域環境システム専攻
応用言語学(コーパス言語学)研究室
担当教員 大橋 由紀子
- キーワード
- 授業コーパス研究、教室インタラクション、コーパスに基づく語彙分析
この研究室が取り組んでいるSDGsの活動
学べる分野
- コーパス言語学
- 応用言語学
- 教育工学
社会のために
本研究室では、実際の外国語授業で交わされることばをデータとして分析し、その成果を教育現場へ還元することで、外国語教育の改善に貢献します。授業の特徴と学習者の理解との関係を明らかにするとともに、授業コーパスの構築?分析を支援するツールを提供することで、教師が授業を客観的に振り返り、学習者の実態に応じた、より効果的な指導を行えるよう支援します。
研究テーマ
- 教室インタラクションと学習者理解の関係
- コーパスに基づく語彙分析と自己省察支援ツールの開発
- 教育工学とコーパス言語学を融合した授業分析
研究室クローズアップ
コーパスとは、実際に使用された言語を一定の基準に基づいて収集?整理し、コンピュータ上で検索?分析できるようにした言語データベースです。本研究室では、外国語授業を録画し、教師と学習者のすべての発話を書き起こした上で、話者、使用言語、授業活動、発話の機能やインタラクションの特性を示すタグを付与した授業コーパスを構築しています。これにより、授業内の発話全体を構造化?可視化し、どのようなインタラクションが生じているのか、また、学習者の理解がどのようなインタラクションを通して形成されるのかを分析します。さらに、コーパス内に出現する語彙の頻度、習熟度レベル、使用文脈などを分析し、語彙使用の傾向を明らかにするため、授業コーパス構築支援ツールCCTや語彙分析ツールVACSRの開発?改良にも取り組んでいます。教育工学に関連するツールをコーパス研究に取り入れることで、質的な教室談話データを構造化?数量化し、量的?質的の両面から分析する方法を追究しています。